ひとりごと

"中人"であれよ

AIで映画を作る技術群

いよいよAIで映画が作れそうです。

 

このように画像や文字から動画が生成できるのは皆さんもご存知でしょう。

https://x.com/tsumotokai/status/1844320514858418461

 

Runwayというサイトでは、開始画像と終了画像を指定すると、

その間を動画化してくれます。

https://x.com/runwayml/status/1843707595141644617

この方法で、かなりの制御が可能です。

 

Klingというサイトでは、このように物体の動きを指定可能。

https://x.com/EHuanglu/status/1836811344764662179

 

登場人物の一貫性は、例えばこのような方法で維持できます。

https://x.com/121_k10/status/1767429697330356477

https://ai-henoheno-mohero.com/nijijourney-v6-cref/

 

世界観や配色は、こんな感じで一貫させられます。

https://x.com/shota7180/status/1752975572601594057

 

画像の微調整は、これが今、一番すぐれてます。

https://x.com/Gradio/status/1838210842497560971

動作が早くて精度も高いです。

https://x.com/grmchn4ai/status/1838688038941266373

これと併せれば、指定した服装を描けます。

(とはいえ、制服のような、決まったデザインでないとまだ安定しないが。)

 

人物の表情の微妙な変更は、例えばこのように行えます。

https://x.com/multimodalart/status/1839763484671676473

 

LivePortraitを使って、顔の動きを転写することもできます。

https://x.com/8bit_e/status/1833250997881245837

 

ロゴの映像なんかも、こうやれば作れます。

https://x.com/daisu_creator/status/1822508009362473323

 

文字を含む画像生成は、ideogramというサイトが得意です。

https://x.com/Quatrex/status/1840394751763472688

 

RVCというプログラムを使えば、声優のような声も出せます。

https://team-henshin.com/media/ai/rvc/

(実際に声優さんにギャラを払って演じてもらった方が早いとは思う。)

もっとスゴイのが今日、出ました。

https://huggingface.co/spaces/Plachta/Seed-VC

 

これらの技術を使えば、大作映画のような映像が作れます。

画質を商業映画の水準にするのはまだ難しいですが、

それも時間の問題でしょう。

 

ハリウッドの大作映画の制作費は100億円~300億円くらいです。

AIで同程度の品質のものを作る場合、

個人クリエイター1人で、

1000万円~2000万円の予算で作ることが可能です。

 

もし、同程度の映画を作れて、同じようにヒットするのならば、

大作映画1本の利益が200億円くらい増える計算になります。

 

スゴイ時代です。

 

AIを使いこなす、新世代の新海誠みたいな人が現れると、

1人で映画を作って、

それが全世界で年数百億円稼ぐ、

というようなことが起きるでしょう。

 

(※大金を稼ぐ作品が優れてるという話はしてない。)

 

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どのようなジャンルの映画が良いか考えてみます。

 

これまでの低予算映画といえば、

ホラーや密室モノが定番でした。

セットを組んだり、ロケをすると、お金がかかるからでしょう。

狭い範囲で撮ればお金がかかりません。

AIで作る場合は、その逆が良いでしょう。

 

例えば、SF超大作。

渋谷の街に隕石が衝突してビルが崩れていく映像なんかは、

AIによる予算削減効果が大きでしょう。

巨大な怪物が暴れたりするのも得意です。

 

一方で、同じ人物が様々な服装で登場すると、

一貫性を保つのが難しくなりがちです。

 

なので、スーツや軍服や宇宙服など、

明快なファッションで最初から最後まで通せるものが良いでしょう。

 

 

ファンタジーもの、冒険ものも良いかも知れませんが、

やはり服装や小物の一貫性を保つために、何らかの工夫が必要です。

 

例えば、人間が登場せず、動物がたくさん登場する作品ならば、

服を着ていないので安定しますね。

 

一貫性を保てないことを作品に活かすという方向性もあるかも知れません。

精神疾患、夢の中、パラレルワールドなどの設定が考えられます。

 

 

昨日バズったこの映像のように、

https://x.com/masami777777/status/1846378654617817377

現実の写真に、AIで非現実的な動きをつけることで、

フェイクドキュメンタリーのような方向性もあるかも知れません。