前の記事の、
コンピュータの稼働率が50%未満、
って話の説明をします。
あらゆるコンピュータって、
アクセスの波に備えて、
大きめに用意してるわけですよ。
例えば、
スポーツ関連のサイトだったら、
試合中めちゃアクセスが集中しますが、
他の時間はスカスカです。
例えば、
電車の時刻表アプリだったら、
朝と夕方がピークで、
深夜はスカスカです。
いくらサーバーを柔軟に用意できると言っても、
どうしてもタイムラグが発生するので、
最善を尽くしても現実的な稼働率はかなり低いはずです。
それに、
データベースを扱うサーバーや、
ログイン情報を扱うサーバーみたいなものは、
アプリのサーバーとは別で用意したりします。
こういうのは増やしたり減らしたりしない運用が普通でしょう。
その場合、
長期的なアクセス増加まで想定して用意するので、
ほとんど能力が使われてないでしょう。
また、家庭用のパソコンやスマホ。
例えばさっき、
このパソコンのCPU使用率見たら2%でした。
たったの2%ですよ。
で、コンピュータの性能を限界まで使ったとしても、
電力消費は性能に応じて比例的に増えるわけではない。
(ある実験では、性能を50%以上引き出すと、
そこから100%まで電力消費はほぼ変わらないらしい。)
つまり、この世界には、コンピューターの性能がめちゃめちゃ余ってる。
で、AIを動かすことに、これらの余ってる性能を使ったら、すごい規模。
AIの動作に即時性は必要なくて、
その都度、必要な量をやるように、作業を分割できると思う。
っていうかさ、
amazonやgoogleは、クラウド事業のアクセス増減に備えて、コンピューター資源の"在庫"を、客に売ってる量の倍は準備してるはず。
となると、
クラウドで使われてるコンピュータの能力って、
客が50%の余裕を持って、
さらにamazonやgoogleの元締めが50%の余裕を持ってると仮定すると、
100%中の75%の余力があることになる。
マジでめちゃめちゃ余ってるはず。
知らんけど。