ひとりごと

"中人"であれよ

AI作曲をバズらせるということ

「人のぬくもり、理解できない」AI「Suno」が作詞・作曲・演奏し、歌う美しいバラードに感動した(CloseBox) | テクノエッジ TechnoEdge

 

これね、ぷちバズってますね。

私、このSunoというアプリを世界で一番使ってると思います 笑。

運営に連絡して仕様にも口出ししてます。

その経験から言わせてもらいます。

 

確かにAIによって良い曲は作れるんですが、

単に良い曲を作っても全然ヒトに聴いてもらえません 笑。

 

自己満足ならそれで良いのですが、

バズらせたり商業的成功を得ようと思うと、かなり工夫が必要です。

 

例えば、作った曲をtiktokにアップロードしますよね。

すると、何人の人が何秒まで再生したかというデータが出ます。

それを見ると、

2秒以内に70%の人が離脱し、

6秒以内に90%以上の人が離脱してます。

しかも、これでも曲の開始時点でかなり工夫した曲です。

また、タイトルも興味を惹くものが多い。

https://x.gd/E7VVw

↑70曲以上を投稿。

(1曲作るのに平均100回作り直してるので、実質7000曲生成。

1回2曲だから14000曲だわ。)

 

普通のバラード曲なんかだと、

歌詞の無い音が続きますでしょ?

2秒以内にほぼ100%の人が離脱するんですよ。

そうなると、推薦アルゴリズムの判断で、他の人に推薦もされませんので、

再生数は50以下とかになります。

 

一番再生数が伸びたやつでも、

最後まで視聴した人の割合は再生数の7%にも達しません。

この視聴完了率は推薦アルゴリズムに大きな影響を与えます。

最初の3秒で特徴の無い曲は、

その時点で93%が離脱するので、

つまり、絶対に伸びないと言っても過言ではないのです。

↑証拠画像

例えばこれ、フックが弱い曲だと、最初の3秒で92%が離脱。

こういう戦場です。

 

 

要するにですね、

曲の冒頭2秒以内に強烈なフックを入れないと話にならないのです。

(だからAIによる作詞は諦めて、私が自分で作詞し始めた。

AIの詩だとフックが弱くて伸びないから。)

それでも再生数500くらいが基本線になってきます。

あるいは、

作品の投稿者がすでに有名人でないといけない、

あるいは、

映像のクオリティが高くないといけないのです。

他にも手法は在るかも知れませんが。

 

フックの強い部分だけを切り取って、

長いバージョンは別のところで公開する、

という手もあるかも知れませんが、

いずれにせよ2秒程度で勝負する必要があります。

 

 

 

私が作った中で一番伸びたのは、これがTiktokで6.5万再生ですが、

https://x.gd/m78II

Tiktok界隈では全然大した再生数でもないです。

 

もう一度書きますが、

普通に良い曲を作ってもマジで伸びないです。

だって曲が始まる前に離脱されるから。

 

強いフック、私、さんざん、試しましたよ。

マジで見てみてよ。

多種多様な凄まじいフック仕掛けてるから。

https://x.gd/SgHhx

 

 

これはそもそもAI作曲に限らず、

音楽業界そのものの問題でもあると思います。

 

要は、音楽作品を知らしめることにおいて重要なのは、

音楽以外だというのが現実なのですよ。

 

つまり、アニメタイアップや、美男美女、などですね。

それ無しだと、曲冒頭の強烈なフックとずば抜けた歌唱力とかでしょう。

あと、サムネイル画像が個性的でハイセンスとか。

あとはバズってる単語やタグをタイトルに入れて検索されるのを狙うとか。

音楽以外の総合力で勝負しなければなりません

 

 

10年に1曲くらいの名曲ならば話は別かも知れませんが。

 

 

↓多分、これですら、無名の人がいきなりアップロードしても伸びないです。

最初の2秒、この程度だと伸びないです。私の経験上。

YOASOBI「アイドル」 Official Music Video - YouTube

(曲だけで言えばという話です。)

 

↓こんな風にイントロ?の長い曲なんかは、もう100%伸びません。

女王蜂『メフィスト(Mephisto)』Official MV - YouTube

再生数30くらいで終わると思いますマジで。

(曲だけで言えばという話です。)

 

 

さらにいうとですね、

曲を最後まで聴く人は平均1%もいません。

なので、

オチで勝負するタイプの曲も伸びません。

要するに、

曲の構造自体も制限を受けます。

 

当然、情報量を序盤で提示するために、

BPM、曲の速さも速くする必要があります。

 

 

 

厳しいですけど、これが音楽というものが現代におかれてる現実です。

 

ピュアに音楽だけで勝負しようとしてはいけない

ということです。

 

それとですね、

バズってるかどうかは、

曲の善し悪しと、

実はあまり関係がないと言えるということでもあるのです。

だからクリエイターの皆様は自信を持っていただきたいです。

 

ちなみに、今回はTiktokを例にあげましたが、

他のプラットフォームはもっと厳しいと思います。

それについては長くなるので今回は説明しません。

 

 

 

あとさ、

有名人や有名キャラクターの名前とか、

勝手に使えば伸びると思うよ。

志が低すぎるからやりたくないけど。